パソコンを使用している方なら誰でも「ファイル形式」や「拡張子」を確認しながら作業を行っていると思います。これは画像データなのか?文章データなのか?それとも専用ファイルでアプリケーションが無いと開けないのか?
PLANSを使用しているデザイナー様からも、「ファイル形式の違いを知りたい!」とよくお声をいただきます。画像ファイルの種類を挙げても「どのように使い分けたらいいのか?」と悩んでいる方も少なくないようです。今日はPLANSのファイル形式や、よく使われているファイル形式の特徴をご紹介いたしますので、ぜひご参考ください。
PLANSで扱うことのできるファイルの種類
4Dbox PLANS専用ファイル形式(PLANS で作成した配色情報などを付加して保存できます。)
• (.4di)… イメージファイル
• (.4dc)… チェックファイル ※チェックモジュールが必要です。
• (.4dt)… テキスタイルファイル ※テキスタイルモジュールが必要です。
• (.4dk)… ニットファイル ※ニットモジュールが必要です。
• (.4dy)… 糸ファイル ※テキスタイルモジュールが必要です。
• (.4dw)… 組織ファイル ※テキスタイルモジュールが必要です。
一般画像形式 --- PNG( .png)、JPEG( .jpg)、TIFF( .tif/.tiff)、BMP( .bmp)
4Dbox PLANS製品版をお使いでない方も、4Dbox PLANS Viewerで上記のファイルを開き印刷が可能です。
PLANSイメージファイルから書き出しできるファイルの種類と特徴
• PNG (.png)…インデックス保持、透明保持、圧縮有り、劣化なし
インデックスまたは、フルカラーで背景を透明保持したい場合によく使用します。ファイルサイズは軽く扱いやすいです。
• JPEG (.jpg)…フルカラーのみ、圧縮有り、劣化有り
フルカラーで、劣化が気にならなければ、ファイルサイズの軽いJPEG 形式が扱いやすいです。
• TIFF (.tif/.tiff)…インデックス保持、インデックス時圧縮有り、フルカラー時圧縮なし、劣化なし
• TIFF (レイヤー情報付き)(.tif/.tiff)…レイヤー保持、選択範囲保持、圧縮なし、劣化なし
Photoshop でレイヤーや選択範囲を保持して編集したい場合は、TIFF 形式レイヤー情報付きで保存し使用します。
• Windows ビットマップイメージ(.bmp)…インデックス保持、圧縮なし、劣化なし
モザイクデータやインデックス保持の時によく使用します。
■PLANSと他社ソフトとのやりとり
• Photoshop で TIFF 保存をする場合の注意点
テキストレイヤーやレイヤースタイルの設定がしてあるレイヤーは PLANS では開きません。あらかじめ、ラスタライズをして画像レイヤーにしてください。選択範囲は保存可能です。4DbxPLANS の選択範囲の読み込みで表示できます。保存時のTiff オプションは 画像圧縮>なし、ピクセルの順序>インターリーブ、バイト順序>Macintosh、レイヤー圧縮>RLE に設定してください。
•Illustrator やPhotoshop で JPEG 保存をする場合の注意点
JPEG に保存する場合は、ドキュメントのカラーモードはRGB カラーにして保存してください。
•Illustrator で PNG 保存をする場合の注意点
PNG に保存後、PLANS で「色まとめ」の作業を行う場合は、PNG 保存時に「アンチエイリアス(ぼかし) : なし」の設定をお勧めします。
【よく出てくる拡張子とヒント】
・(.psd) : Adobe Photoshop 形式 ・(.ai) : Adobe Illustrator 形式 ・(.pdf) : Adobe 社が開発した電子文書の標準形式。印刷用ファイルによく使われます。 ・(.svg) : Web にも使用できるベクター形式
・(.eps) : 汎用のベクター形式 ・(.txt)(.text) : 指定のないプレーンテキスト ・(.doc)(.docx) : Microsoft Word 形式 ・(.xls)(.xlsx) : Microsoft Excel 形式
・(.ppt)(.pptx) : Microsoft PowerPoint 形式
PLANSユーザーの方は、、「ヘルプ>オンラインヘルプ」にて各マニュアルが参照いただけます。