4Dbox PLANSには、作成した柄をバイアス(斜め45度)にする機能があります。
布地をバイアスにカットするのではなく、柄をバイアスにデザインすることで、新たな表現の可能性を広げます。
バイアスの柄としては、チェック柄やストライプ柄がよく見られます。
4Dbox PLANSで作成したデータをバイアスに変換する流れをご紹介します。
チェック柄をバイアスにする
あらかじめ、チェックデータ・テキスタイルデータ・ニットデータは、1リピート分の柄(正方形)をイメージ書き出ししておきます。
イメージデータを開きます。
イメージメニュー>バイアス を選択します。
バイアスを作成する新規イメージダイアログが表示されます。
任意にサイズ・解像度を設定して「OK」をクリックします。
※サイズはチェック柄を141%拡大しています。組織によっては、バイアスにすると崩れる場合もあります。詳しい操作方法は、4Dbox PLANSを起動後、ヘルプ>オンラインヘルプ(イメージメニュー/バイアス)から参照いただけます。
バイアスの特性
通常布地を裁断する時は、経緯の糸の交差角度90度に裁断して使われますが、斜め45度(正バイアス)に裁断することで、生地の伸縮性を生かした機能的、装飾的に効果のある使い方ができます。またその反面、布地の伸びが大きいため、扱いにも制限があります。その特性を理解し、注意点を踏まえてデザインすることが重要です。
バイアス変換でデザインの幅が広がります
従来の直線的な柄だけでなく、斜めのラインや形状を取り入れることで、よりダイナミックで個性的なデザインを実現できます。既存の柄データを再利用し、バイアス変換することで、新たなデザインの作成のヒントになればと思います。
PLANSユーザーの方は、ヘルプメニューからオンラインヘルプにて各マニュアルが参照いただけます。
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