ファッション業界の現場で即戦力となりうる人材を育成する
多様なモノやコトで構成される生活環境と人間との関係を総合的に捉え、学ぶことのできる武庫川女子大学 生活環境学部 生活環境学科・短期大学部 生活造形学科 様 では、テキスタイルに要求されるデザインの特性について学び、ファッション業界の現場で即戦力となりうる人材を育成します。
「生活環境」とは私たちの生活を取り巻くモノや状況のこと。 人間の最も近くには衣服があり、その周りには生活用品やインテリアや住空間があり、建築物、街・都市が広がります。大学 生活環境学科および短大 生活造形学科では、多様なモノやコトで構成される生活環境と人間との関係を総合的に捉え、学びます。
【 4Dbox PLANS 活用科目 】(2018年度)
[大学] 生活環境学科アパレルコース:テキスタイルデザイン実習Ⅰ・テキスタイルデザイン実習Ⅱ・CGスタイル画実習・卒業論文・卒業制作
[短大] 生活造形学科アパレルコース:テキスタイルコンピュータ実習
■ 4Dbox PLANS 導入メリット
先染め織物・ニット・プリント柄のデザイン基礎的な知識を深める
先染め織物、ニット、プリント柄の代表的なデザインを教材に使用し、画面上でシミュレーションすることによってテキスタイルの特徴や構成を理解します。基礎的な知識を応用し、4dbox PLANS の機能を活かした練習課題に取り組むとともに、最終課題「生活を豊かにするテキスタイル」の構想を練っていきます。
テキスタイルをマッピング合成し、製品イメージを明確にする
作成したテキスタイルは製品写真にマッピングし、製品イメージを明確に捉えることで、製品にとってふさわしいデザインであるかを検討します。
完成した図案は布にプリントし、縫製して仕上げます。実際に最終製品として手に取ることにより、商品に求められるデザインについて考察し、より深い学びを得ることができます。授業最終回の模擬展示販売会では、バイヤー役の学生に各自がデザインしたテキスタイルのプレゼンテーションをおこない、消費者が求めるテキスタイルのあり方について考察します。
■ 先生からのメッセージ
テキスタイルデザインに特化した専門ソフトである4Dbox PLANS を授業に取り入れることにより、「テキスタイルは作るもの」という新たな価値観を得るきっかけとなりました。
学生によると、作り手の立場に立つことで、世の中のテキスタイルの見え方が変わってきたとのことです。真に求められるテキスタイルを把握し、提供していける人材を育成するため、授業課題の一環として浴衣デザインコンテストの応募作品の制作にも取り組みました。いずれもポルカモジュールによる作品です。優秀作品は大阪髙島屋にて商品化が決定しました。
■ Information of school
生活環境学部 生活環境学科・短期大学部 生活造形学科
■ 概要
大学 生活環境学科では、私たちの暮らしに結びつく「衣」、「住」だけではなく、関連するものや状況を幅広い視点から学びます。被服学コース*・アパレルコース・生活デザインコース・建築デザインコース・環境デザインコース*・まちづくりコース*の6つのコース(*は2019年度入学生以降)のいずれかに所属し、高い専門性を培うとともに、他コースや学科共通科目を履修することで幅広い学びを実現します。
短期大学部 生活造形学科 では、アパレルコース・インテリアコースに分かれ、生活を形づくる基礎的な事柄を学ぶとともに、それぞれのコースで、衣と住の、より専門的な学習を通じて創造性と感性を磨きます。卒業生は、アパレルメーカー、百貨店、インテリア業界、建設会社などで活躍しています。さらに深く勉強しようという人には、大学への編入の道もあります。大学卒業後は大学院(生活環境学研究科・生活環境学専攻)へ進学し、修士課程修了後に、博士後期課程へ進むこともできます。